日蓮正宗寺院は創価学会のお寺ではありません。
続きです。
《法人設立》
昭和26年、戸田は「総本山外護」と「布教をしやすくするため」という理由で、創価学会が独自の宗教法人を取得することを宗門に願い出た。
これを受けて宗門は、学会に対し、次の三原則を法人設立の条件として提示した。
1、折伏した人は信徒として各寺院に所属させること。
2、当山の教義を守ること。
3、三宝(仏法僧)を守ること。
学会はこの三原則と宗門外護の遵守を確約し昭和27年8月27日、信徒団体という特殊な形態のため、東京都知事の例外的措置を持って宗教法人の認定を受け、同年9月8日に宗教法人の設立登記を完了した。
《三代会長池田大作就任》
昭和33年4月2日に戸田会長が亡くなり、会長職はその後しばらく空席となっていましたが昭和35年5月3日、池田大作が創価学会会長の第三代として就任しました。
その就任式の席上、池田会長は
「我が創価学会は日蓮正宗の信者の団体であります。従って私どもは大御本尊様にお仕え申し上げ、御法主上人猊下にご奉公申し上げることが学会の根本精神だと信じます。」と述べて、本門戒壇の大御本尊と後法主上人に従順していくことが創価学会の精神であることを公表しました。
その後、教勢が拡大していくなか、昭和39年4月の大客殿落慶法要を期して、第66世日達上人様より池田会長は法華講総講頭の任命をうけました。これによって池田会長は、日蓮正宗信徒の中心者として位置付けられました。
ここまでは、創価学会の方はよくご存知かと思います。
このあとから、創価学会の池田会長と日蓮正宗との間に溝ができてしまいます。
次のブログで書きたいと思います。